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民主主義ってなんだ?民主主義ってなんだ?

日本語メディアやジャーナリストが伝えない、世界の常識が増えている

高遠菜穂子さんと泥憲和さんの憲法公布69年シンポジウム

真綿にくるまれるように、気づかぬうちに、この国は情報から隔絶されていく

「帰国した途端、自分のまわりでドアがバタバタ閉まっていく感覚があるんです。日本にいると、情報が入ってこない。国際社会が当たり前に共有している情報が入ってこないんです。日本に住んでいる外国人たちも、同じことを言っています。日本は『情報鎖国』。他の言語に比べ、日本語経由で得られる情報量は圧倒的に少ない。それはもう100分の1、あるいは1000分の1ではないかという少なさです」

海外と日本を行き来し、人道支援活動に長年尽力を続ける高遠菜穂子さんの言葉です。

「日本語しかできない」ことは、いまや、単に旅先・職業・人間関係などの選択肢を狭めるだけではありません。日本語でしかインプットがなければ、日本政府や国内メディアの流す情報にたやすく翻弄されてしまいがちです。その傾向を自覚する術もなく、情報を客観的に判断する上では圧倒的なハンデが生まれます。日本語からしかインプットがない状態で、世界のごく平均的な情報リテラシーを手に入れるのは至難の技です。

ネットでできる、デモクラシーな努力。情報のバケツリレー

限られた情報にしかアクセスできず、複眼的な思考は困難を極める状況の中、高遠さんと同様に、元自衛官の泥憲和さんも、日本語で世界のリアルをありのままに伝えてくれる貴重な存在です。二人の話がありがたいのは、「情報鎖国・日本」で生活しているとつい欠けてしまう外からの視点を補うヒントを、労を惜しまず意識的に発信してくれること。

実際に自衛隊が派遣されたイラクで、本当はなにが起きていたのか。イラクの人々は自衛隊をどう見ていたのか。それらをつぶさに知ることで、日本が国際社会で何をすることが望ましく、何をしてはいけないのか、現実的な平和構築の方向性について、大きなヒントをもらえます。

不断の努力。大切なのは、わたしたちひとりひとりがリアルな情報にアクセスし、政府の取ろうとする舵が状況に照らし合わせて正しいものなのかどうか、取り返しのつかない一歩を決して踏み出すことがないように、自分の頭で考え、判断し続けることではないでしょうか。

この動画は、IWJがYoutubeにて公開しているダイジェスト版です。他の動画や記事にも積極的に当たり、国内外の状況判断に役立つ情報を共有しあっていきたいですね。

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