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いまこそ知りたい、台湾「ひまわり学生運動」のインパクトとは?

台湾ひまわり学生運動最大の集会

数の横暴に人々が立ち上がる

与党が審議を一方的に打ち切り国会が紛糾。人々が国会周辺に押し寄せ抗議デモ。そのうち学生たち300人が国会の建物に入っていき、国会を占拠(オキュパイ)。

これが2014年3月18日、台湾の立法院(日本でいえば国会)で起きた「ひまわり学生運動」の発端です。多くの人々が学生たちによる立法院占拠を支持。台中間のサービス分野の市場開放を目指す「サービス貿易協定」批准を強引に進めようとする馬英九総統と政府与党のやり方に、人々は大きな不満を持っていました。

しかし馬総統は話し合いに応じず、占拠は長期化する様相を帯びてきました。国会は学生たちの情報発信・議論・学習・生活の場となり、人々は食べ物・飲み物から生活用品までを差し入れてサポートしました。

そんな中、立法院占拠以来最大の抗議集会が総統府周辺で行われました。集まった人の数、主催者発表で50万人(警察発表では11万6千人)。50万人といっても、台湾の人口が日本の約6分の1ほどであることを考えると、日本でいえば国会周辺に300万人が集まったレベルのインパクトがあったことでしょう。

デモの力で国が動いた!そして政権交代

止まらない抗議の声に押され、立法院などを監視する機能を定めた法令案が行政院で決定、またその法令案が法制化されるまでは「サービス貿易協定」の審議は行なわないと立方院院長が表明。院長の求めに応じ、学生たちは立法院から退去し、占拠行動は終わりました。

その後、馬政権は急激に支持を落とし、11月に行なわれた統一地方選で与党国民党は大敗。馬総統は国民党主席を辞任することとなりました。

「ひまわり学生運動」では、占拠の現場に、医療班・補給班や電源・仮設トイレなど、必要な機能が自然発生的に見事に整っていく様子が世界に報じられました。学生たちは、議場の設備の復元と清掃をおこなった上で退去。50万人デモの後も、ゴミひとつ落ちていなかったそうです。日本の国会前でも学生たちが最後まで残り、清掃をしていた姿が報じられていましたね。

空撮に向かって手を振る、50万もの自信に満ちた笑顔。もし「主権者はわたしたち」ということを忘れそうになったら繰り返し見たい、パワフルな動画です。

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