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辺野古ゲート前、平和へのカチャーシー

カチャーシー

泣いてばかりではいられない。踊ろう。歌おう。

老若男女が笑顔いっぱいに踊るカチャーシー。辺野古基地ゲート前ではよく見られる光景ですが、この日のカチャーシーには特別なドラマがありました。

その日の前日、安保法成案が可決された夜のことです。ゲート前テントを泥酔した右翼グループが襲い、手作りのテントも看板も全て滅茶苦茶に。逮捕者も出ました。翌朝は警察による現場検証で一時立ち入りが禁止されました。

テント前の人々は落胆し困惑しました。何故なら事件翌日は、田港のおじいと呼ばれる長老のトーカチ(米寿)と、平和運動のリーダー的存在で闘病中の山城博治さんに「お帰りなさい」のお祝いをする日だったのです。

みんな必死に復旧しました。どうしてもお祝いしたい。襲撃され壊されたテント。悔しくて涙が出るけれど、泣いている暇はありません。お祝いのその時まで数時間しかなかったけれど、沢山の人の手で、どうにかお祝いできる状態にまでなりました。

こうして迎えたお祝いの時。500人あまりの人が駆けつけ、祭りは行われました。ギターでの演奏、合唱、フラダンスなどが披露され、やがてクライマックス「カチャーシー」。沖縄名物とも言える全員賛成型の踊りです。悲しみと悔しさを、追い払うかのように手を振る。笑いあう。怒りのその先へと進むかのように足を弾ませる。基地ゲート前に座り込み続けた人々が、その長い抵抗の歴史の中で身につけざるを得なかった、踊りの在り方です。

イクサユ(戦争の世)から現在まで、強者に翻弄され、悲しみを背負わされたきた沖縄。それでもうちなんちゅは、ミルクユ(平和の世)を勝ち取るその日が来ることを信じて、歌い踊り続けるのです。

田港のおじぃトーカチPosted by 宮城 義弘 on 2015年9月20日

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